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時の司ー近藤美和個展 [アート]

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ギャラリーに入ると正面に鎮座しているこの作品、祭壇画の態になっています。

全作品の中で一番皆さんの目に入る1点だと思います。

祭壇画、教会に飾られる絵ですからどうしてもキリスト教との関係を考えてしまいます。内容も聖書にあることをモチーフにしています。「近藤さんはキリスト教徒なの?」とよく聞かれますが、近藤さんはキリスト教徒ではないそうです。

祭壇画の形態に魅かれてこの絵を制作したのだそうです。

「祈り」というテーマも特定の宗教ではなく、宗教を越えた概念を表現したいと思って描いたのです。



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慈雨ー近藤美和個展 [アート]

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ここ1、2年、モノクロの作品を「小さな絵の展覧会」や「クリスマス展」で発表することが多かった。手応えもあったのでこの個展をエントリーする際に、「モノクロ作品を中心に個展を展開しようかと思います」と近藤美和さんからのコメントがありました。結果的にはモノクロだけの構成にはなりませんでしたが、このシリーズはかなり大きな意味があったように思います。

ブルーグリーンを基調に美しい色をバランスよく描くのが近藤さんでした。本人は「色を使うのが苦手で、モノクロの絵を描くのは逃げなんじゃないかと長く封印してきました。」と。
イラストレーターとしてカラフルに作品を描けないのは良くないと綺麗な色を使うことを心がけて来たのだそうです。でもそろそろモノクロの封印を解いてもいいのではないかと描き始めたのだそうです。

色を削ぎ落とすということはいろいろな要素を集約することにも繋がります。
それまでの制作の姿勢もその中で見つめ直すことがあったのではないでしょうか。

モノクロ作品が近藤作品の新しいジャンルとして加わったのですね。

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大地に平和をー近藤美和個展 [アート]

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近藤美和さんは長くコーラスのレッスンを続けています。
そこでは宗教曲を歌うことも多いと言います。特に深い信仰心を持っているという訳ではないけれど、歌うことで祈りの気持になるとも言います。

「in terra pax 大地に平和を」を始めとして歌のレパートリーの中から歌詞を絵にしているものが数点あります。歌っていると場面が頭に浮かぶ。それを素直に絵にしたのです。

「祈りの歌」は「祈りの絵」になる。

歌うことで祈りになるように、近藤さんは描くことで祈りを体現するのだと思います。

これは教義に基づく信仰ではありません。一つ一つの宗教を越えた、というより共通のと言うべきかもしれませんが、とても大きな意味での祈りなのだと思いました。

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ギャラリートークのお知らせーIn paradisum〜祈りの歌〜 近藤美和個展 [アート]

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4月7日(日)午後3時からギャラリースペースプリズムにて近藤美和さんのギャラリートークを開催いたします。(予約不要・入場無料)

本展のテーマのこと、技法のこと、絵に対する気持、・・・。

どんなお話しになるのか楽しみです。
当日参加の方の質問もお受けします。
たくさんのみなさんのお出でをお待ちしております。

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In paradisum〜祈りの歌〜近藤美和個展ー初日 [アート]

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「In paradisum〜祈りの歌〜」近藤美和7回目の個展です。

イラストレーターとして最も脂が乗り切った時期にある近藤さんにとってこの個展はどんな意味を持っているのだろうか。
ある程度仕事に対しての自信もつき、安定の時期だからこその不安。それは飽くなき挑戦を続けることでしか解消できないのかもしれません。

メルヘンとファンタジーは彼女の持ち味ではあるけれど、そこに宗教的な「祈り」というよりは精神性を盛り込んだ世界観を表現しています。こういう仕事は自分を見つめることが必須です。

より深い表現世界を是非ご覧いただきたいと思います。

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ひかりのいろー諏訪薫+河村尚江  最終日 [アート]

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「ひかりのいろ 諏訪薫+河村尚江」は本日最終日です(午後5時まで)

次回は4月4日(木)から「In paradesum~祈りの歌~(近藤美和個展)」です。
イラストレーター近藤美和さんの新作をお楽しみください。
4月7日(日)午後3時よりギャラリートークも開催します。(予約不要・入場無料)

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ジェーン・バーキンのようにーひかりのいろ 諏訪薫+河村尚江 [アート]

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諏訪薫さんのアートジュエリーも河村尚江さんの美濃友禅もとてもエレガントな作品です。

「こんなエレガントな作品を身につけるシチュエーションがない」とおっしゃる方も中にはいらっしゃいます。何だかとても残念でなりません。

フランスの女優さんジェーン・バーキンはこういうエレガントなアイテムを白いTシャツに洗い晒したジーンズとさり気なく合わせているのを雑誌などで見ることがあります。
気負わず好きなものを身につける感性は今の日本人にはまだとってもハードルが高いのでしょうか。

若いことが最高のおしゃれだという価値観の中に生きているうちはきっと難しい。
だって、こういうハイセンスな作品は若いだけの娘には似合わないのだから。

「これ好き!だから身につける」というかっこいい女性のためにこれからもお二人にはもっともっと素敵な作品を発表していってほしいと願って止みません。

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型紙も自分で彫ります(河村尚江)ーひかりのいろ [アート]

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染色の場合多くは分業作業になります。

型染めで言えば、おおざっぱに、型をデザインする人、それを彫る人、型から染める人がいます。
その行程にはさらに細かく分業化されてはいるのですが。

河村尚江さんは全行程をほぼ1人でこなすそうです。

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彫りの職人さんに頼まないのは、他の人が彫るとその線が自分の線でなくなるからなのだそうです。
流れるような植物モチーフの線・形は自分の手で彫りださないと植物として生きてこない。生きていない植物では意味が無い。

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染めの部分にはグラデーションがかかります。何度も色を重ねることで出てくる微妙な色のニュアンスは計算で割り出せないもの。それも外注できないのです。

そういうたくさんの思いの中でできる美濃友禅なのでした。

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新シリーズに加わった素材(諏訪薫)ーひかりのいろ [アート]

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アクリル素材が定番になってきている諏訪薫さん。
これまでもアクリルにパールやシルバーをプラスしていましたが、今回の新顔は真鍮です。

銅でも金でもない真鍮の色や光が今の諏訪さんの心を離さないようです。

光を追求したからこそのアクリル。
そこにプラスされるものによって光も色も変わる。
少し無骨な感じさえする真鍮。それがこれほどまでに洗練されているのに驚く。
諏訪薫の知的でエレガントな感性に若干のワイルドというスパイスとして真鍮が存在している。

新シリーズを生み出すのは容易ではない。
飽くなき追求があっての新シリーズだということも知ってほしいと思います。

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新しい魅力が生まれた瞬間(とき)ーひかりのいろ [アート]

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搬入の日、どう組み合わせていくかが一番の鍵になりました。
リスペクトし合っているとは言えお互いの新作はこの日初めて目にするのですから、ワクワクも緊張もします。

アクリップやネックレスをストールと組んでいくのはある程度想定内のこと。

ブローチはどうしよう?
ストールに穴をあけたくないからアクリップを考案していただいたのに、ブローチのピンをストールに刺すのは違うな。じゃ別々に飾る?それも違うな。

など考えが巡っていくうちに、シャツに付けたブローチにストールを入れ込んでみました。
これがまたなんとも言えずしっくりきたのです。
透明のアクリルから見えるストールの色のグラデーションがまた別の景色を見せてくれる。
華やかで知的な美しさが見えました。

色と光の美しさは驚くほどの効果がありました。
それだけでなく、ブローチを服に留めてストールを入れるので繊細な形を保ち易い。
一石二鳥どころではない。

この展示でそれまでも興奮していたのにさらに気持があがってきました。

これぞ二人展の醍醐味。
失敗も多々ある二人展ですが、この二人展はどんどん相乗効果を生み出したのでした。

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