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高北幸矢板絵新作展ー最終日 [アート]

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「高北幸矢板絵新作展」は本日最終日です。
名古屋池下の古川為三郎記念館でのインスタレーション「落花、未終景。」は7月15日(月)まで開催していますので、是非お出かけください。

次回は恒例の「小さな絵の展覧会」を前にプリズムとしては大きめな作品の展覧会「ちょっと大きな絵の展覧会」を開催いたします。7月4日から14日まで。(火曜休廊)

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朱夏遠望ー高北幸矢板絵新作展 [アート]

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1つの役目を終えた古材に次の役目を作品という形にするという行為。

人も物も変わるけれど、そのときそのときの輝きを持ち続けたい。
作家の希望でありメッセージでもある。

老いても老いの中の輝きはきっとある。

若いお客様が「かっこいい!」という感想を残してくれた。古材の持つ風合いをかっこいいというのだ。
今回の作品をそう表現してくれたことを嬉しく思う。老いることは決して悲しいことではないというメッセージを読み取ってくれたのだから。

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流されて春夜ー高北幸矢板絵新作展 [アート]

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黒く塗られた下には明るく柔らかなパステルカラーが覗いています。

残った絵の具を継ぎ足してできた黒は作家の心の積み重ね。確かにその重さはありますがパステルの軽さがそのバランスをとってくれはしないだろうか。



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じっと静かな春夜ー高北幸矢板絵新作展 [アート]

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かつて「何か」だった板が素材です。

「何か」だった痕跡だったり、さらにその朽ちる過程が見えている板。

「作品にする前にすでに何割かはできている。一から作っているわけではない。」と言う。
真白なキャンバスと対峙するのとは違うということらしい。
さらに「円空もこんなふうに仏を刻むことを楽しんだのではないかと思う。」と。

作家が意図しない形、傷だったり歪みだったり。その魅力を生かして制作することの楽しさ。

朽ちかけた板は制作の途中でもどんどん崩れたりして形が変わる。

「額も無いのでよごれたときどうしたら良いですか?」という購入者には「気になったら洗ったり拭いたりしてくださって良いです。ここまで育った板ですからその続きをあなた流に育ててください。そのまま汚れるのもあなた流です。」と答える。

時間は同じように流れ、それぞれのようにも流れる。


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気楽に春夜ー高北幸矢板絵新作展 [アート]

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この板絵は最後に黒や白や朱や紫を描いた絵の上に塗って仕上がります。

とりわけ黒に関してはちょっとした思いがあります。
高北は絵を描く時に残った絵の具を捨てません。1つの瓶に入れておきます。赤も黄色も緑も1つの瓶にためているとほぼ黒になってきます。「ほぼ」ということはその時によって緑がかっていたり、赤味がかっていたり・・・。だから全部の作品の「黒」が同じではない。

そこには時間が詰まっている、生きてきた時間。制作の思いの欠片が溜まっている。昨日と今日では違った黒になる。心がいつも同じではないように変わってきた「黒」

長く制作を続けてきたからこその世界観も観てください。

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巡り行く秋夜ー高北幸矢板絵新作展 [アート]

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「紫」がベースにある作品は「・・・秋夜」というタイトルが付いています。

「紫」に秋の夜といえば源氏物語を思い浮かべてしまいますが、そういうわけでもないようです。
とはいえ、そう遠くもないような・・・。

暑さも凌ぎ易くなった夏の名残もある秋の初め頃の色にも思えます。

空気が透明になって月の光が冴え渡る秋の夜。

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愛しき白夜ー高北幸矢板絵新作展 [アート]

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この展覧会では白・朱・パープル・黒の4つの色の世界があります。
それぞれは季節のイメージでわけているようです。

白の作品には「・・・の白夜」と最後に「白夜」が付くタイトルがあります。
これは季節で言えば冬なのだそうですが、画面としては明るく軽やかな感じがあります。

白シリーズは若い方に人気です。
お買いになる方はお部屋に飾るのだからあまり暗い色はお部屋が沈んでしますので納得できるところではありますが、少し年を重ねた方々は白を選ばない傾向にはあるように思います。

何だか色と年齢にはちょっとした秘密があるような気がしてきているところです。
最後までにはそこが解き明かされるのかしら。わからないままなのかもしれませんが・・・。

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遠ざかる春夜ー高北幸矢板絵新作展 [アート]

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時を経ること。老いること。朽ちること。

できればネガティブに向かわないでいたい。
あたりまえのこととして自然体で受け入れていきたい。

土に返ることは素敵なこと。
輪廻転生。

このサイクルがつつがなく繰り返されることへの感謝を持ちたいと願う。

朱夏好日ー高北幸矢板絵新作展 [アート]

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「高北幸矢板絵新作展」は現在開催中の「落花、未終景。」(古川為三郎記念館)がベースにあっての作品群です。

記念館の玄関にはこの朱を使った大きな板絵が観覧者を迎えるところから始まります。
この「椿」のシリーズは20年近く前に作ったシルクスクリーンの版画からの展開で8年前の個展ではこの玄関にその版画を飾ったのですが、そこに描かれていた「椿」の朱をクローズアップしたかのような作品が今回の玄関の作品ともいえます。

その「朱」を使った作品がプリズムにも数点出品されています。

「朱」丹塗り籠められたその下にも「朱」の「椿」

「椿」これほどに魅せられている心を観てください。

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高北幸矢板絵新作展ー初日 [アート]

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ここ8年ほど、「椿」のインスタレーションを続けて来た高北幸矢。

現在、このシリーズをスタートした古川為三郎記念館で3回目のインスタレーション展を開催中である。
「椿」ではあるけれど毎回同じモチーフながら随所に新境地を展開して来た。
今回の新たな表現は「板絵」。その「板絵」だけをピックアップした展示をプリズムでは同時開催展として観ていただきます。

朽ちていくこと、命が尽きること、「老い」はこの世のすべてのものの宿命である。
それを悲しいと捉えるか、当たり前のことと受け入れるか、そこに救いはあるのか。

「板絵」の素材は古材。
そこに重ね合わせた思いは何か?

それぞれの思いで観ていただければ幸いです。

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