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ひかりのいろー諏訪薫+河村尚江  最終日 [アート]

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「ひかりのいろ 諏訪薫+河村尚江」は本日最終日です(午後5時まで)

次回は4月4日(木)から「In paradesum~祈りの歌~(近藤美和個展)」です。
イラストレーター近藤美和さんの新作をお楽しみください。
4月7日(日)午後3時よりギャラリートークも開催します。(予約不要・入場無料)

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ジェーン・バーキンのようにーひかりのいろ 諏訪薫+河村尚江 [アート]

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諏訪薫さんのアートジュエリーも河村尚江さんの美濃友禅もとてもエレガントな作品です。

「こんなエレガントな作品を身につけるシチュエーションがない」とおっしゃる方も中にはいらっしゃいます。何だかとても残念でなりません。

フランスの女優さんジェーン・バーキンはこういうエレガントなアイテムを白いTシャツに洗い晒したジーンズとさり気なく合わせているのを雑誌などで見ることがあります。
気負わず好きなものを身につける感性は今の日本人にはまだとってもハードルが高いのでしょうか。

若いことが最高のおしゃれだという価値観の中に生きているうちはきっと難しい。
だって、こういうハイセンスな作品は若いだけの娘には似合わないのだから。

「これ好き!だから身につける」というかっこいい女性のためにこれからもお二人にはもっともっと素敵な作品を発表していってほしいと願って止みません。

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型紙も自分で彫ります(河村尚江)ーひかりのいろ [アート]

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染色の場合多くは分業作業になります。

型染めで言えば、おおざっぱに、型をデザインする人、それを彫る人、型から染める人がいます。
その行程にはさらに細かく分業化されてはいるのですが。

河村尚江さんは全行程をほぼ1人でこなすそうです。

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彫りの職人さんに頼まないのは、他の人が彫るとその線が自分の線でなくなるからなのだそうです。
流れるような植物モチーフの線・形は自分の手で彫りださないと植物として生きてこない。生きていない植物では意味が無い。

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染めの部分にはグラデーションがかかります。何度も色を重ねることで出てくる微妙な色のニュアンスは計算で割り出せないもの。それも外注できないのです。

そういうたくさんの思いの中でできる美濃友禅なのでした。

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新シリーズに加わった素材(諏訪薫)ーひかりのいろ [アート]

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アクリル素材が定番になってきている諏訪薫さん。
これまでもアクリルにパールやシルバーをプラスしていましたが、今回の新顔は真鍮です。

銅でも金でもない真鍮の色や光が今の諏訪さんの心を離さないようです。

光を追求したからこそのアクリル。
そこにプラスされるものによって光も色も変わる。
少し無骨な感じさえする真鍮。それがこれほどまでに洗練されているのに驚く。
諏訪薫の知的でエレガントな感性に若干のワイルドというスパイスとして真鍮が存在している。

新シリーズを生み出すのは容易ではない。
飽くなき追求があっての新シリーズだということも知ってほしいと思います。

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新しい魅力が生まれた瞬間(とき)ーひかりのいろ [アート]

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搬入の日、どう組み合わせていくかが一番の鍵になりました。
リスペクトし合っているとは言えお互いの新作はこの日初めて目にするのですから、ワクワクも緊張もします。

アクリップやネックレスをストールと組んでいくのはある程度想定内のこと。

ブローチはどうしよう?
ストールに穴をあけたくないからアクリップを考案していただいたのに、ブローチのピンをストールに刺すのは違うな。じゃ別々に飾る?それも違うな。

など考えが巡っていくうちに、シャツに付けたブローチにストールを入れ込んでみました。
これがまたなんとも言えずしっくりきたのです。
透明のアクリルから見えるストールの色のグラデーションがまた別の景色を見せてくれる。
華やかで知的な美しさが見えました。

色と光の美しさは驚くほどの効果がありました。
それだけでなく、ブローチを服に留めてストールを入れるので繊細な形を保ち易い。
一石二鳥どころではない。

この展示でそれまでも興奮していたのにさらに気持があがってきました。

これぞ二人展の醍醐味。
失敗も多々ある二人展ですが、この二人展はどんどん相乗効果を生み出したのでした。

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美濃友禅(河村尚江)ーひかりのいろ [アート]

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以前も「美濃友禅」についてこのブログで紹介したことがあるので覚えている方もいらっしゃると思いますが、改めて紹介させていただきます。

まず「友禅」とは何かといいますと、日本の円筒的な染色法で防染剤を用いる染色のことです。
つまり染めない部分を糊で覆って模様を付けていく技法。

今回の河村尚江さんの作品はシルクオーガンジーに染めたストールです。
一般的には「訪問着は友禅」というイメージ。
「着物ではないのに友禅なのですか?」とよく質問されますが、「友禅」は技法なので着物でなくてもいいのです。
もちろん河村さんは着物や帯も制作していますが今回はストールです。

「友禅」というのはかなり複雑な行程で染められるものなので、防染剤を使って染め分けているという程度にとどめます。ご興味のある方はネットなどでお調べいただくといいかと思います。

「友禅」と言えば、「京友禅」「加賀友禅」「東京友禅」「名古屋友禅」などがあります。
「美濃友禅」はあまりなじみが無い方も多いかと思います。
「美濃友禅」は河村さんが商標登録をしているオリジナルの「友禅」なのです。

「美濃友禅」はどういうのかといえば、河村さんが染めた「友禅」ならどれも「美濃友禅」なのですが、型染めや手描きの部分ではなくベースになる部分にグラデーションを入れるというのが特徴です。
色の重なりが独特の世界観を作っていますね。

透ける素材であるシルクオーガンジーですから、ストールとして使っていただくと布の重なりがその時その時で違った表情を魅せてくれるのが魅力です。是非ギャラリーで試してみてください。

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アクリルの魅力(諏訪薫)ーひかりのいろ [アート]

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諏訪薫さんがアクリルを使うようになったのはいつ頃からだっただろうか?

初めての個展を2008年にプリズムで開くより前にすでにグループ展などでは発表していたような記憶がありますが、本格的に使うようになったのはまだ10年も立っていないようにも思います。

アクリルというのは絵の具や毛糸やアクリル樹脂のことを言います。
どれも発色の良さが特徴だと言われています。

諏訪さんが使うのはアクリル樹脂の板状のものから形を作っていくのですが、やはり発色の良さは魅力の1つだったようです。

赤や黄色の鮮やかさ。今回の作品にも何点かあります。ぱきっとしています。

透明のものも透明度が高く、無色、スモーキーブラウン、スモーキーグレイなど美しい素材です。

話を戻しますが、アクリル板を切出して熱をかけ立体的な形を作るというのがおおざっぱな行程。
最後に磨きをかけて仕上げます。

透明な素材は切出したときの切り口に光が集まり、ブラウンやグレイが際立ちます。磨きの行程でどんどん輝きが増すのだそうです。その集まる光に諏訪さんは魅せられました。そして作り出した形もさらに綺麗な形として存在感が出てくる。

諏訪さんがアクリル作品を発表し始めた頃「プラスチックなのに高い」と時々言われました。
そもそもアクリルはチープなプラスチックではありません。貴金属ほどではないにしても、素材として決して安いものではありません。それなでも磨きの行程で丁寧にしないとチープさを醸してしますのだそうです。つまり魅力をちゃんと引き出す努力が正直に出てしまう素材でもあるのです。

ここまでご説明しても「それでも傷がついたりくすんだりしませんか。金属はその点安心。」とおっしゃる方がいますが、金属も雑に扱えば傷もつきますし酸化もします。どちらの素材も愛情を込めておつき合いくださればきっと納得いただけると信じています。



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始まりは・・・ーひかりのいろ 諏訪薫+河村尚江 [アート]

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お互いがリスペクトし合っている諏訪薫さんと河村尚江さん。

ある時「ストールを止めるのに針で穴があかないブローチ的なものは無いでしょうか?」という河村さんのリクエストに諏訪さんはクリップを作りました。

河村さんは大感激。
ストールはうっかりするとするっとはずれてしまうのですが、これで安心。

ブローチ様(よう)ではありますがクリアなアクリルで作られているのでストールのいろも透けて見えます。ストールもクリップも生きるデザイン。普通はどちらかが主張してしまって共存は難しいのですがこれは両方が映えます。

2人の作品が引き立て合うような展覧会をしようというのがスタートになりました。

ちなみにこのクリップはアクリルでできているので「アクリップ」と命名されました。
で、この「アクリップ」。ジャケットの襟に付けるとブローチになるし、ブラウジングのクリップにも使えます。さらに革ひもやチェーンを付ければペンダントにもなります。優秀!

こんな素敵なお二人の作品をどうぞ観てください。

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ひかりのいろー諏訪薫+河村尚江 [アート]

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この二人展をスタートするにあたって諏訪薫さんと河村尚江さんはテーマを考えました。

お二人の共通点をまず探ってみました。
諏訪さんはアクリル素材を多用していますが、それは「光」の集まり方や「光」の通り方の美しさに魅せられるからだそうです。一方河村尚江さんの美濃友禅の特徴であるグラデーションもやはり光を表現したいと言う思いからの技法でした。

「光」がテーマと決まった。

もともと共通に持っていたテーマではありますが、二人展に向けてお互いの作品を念頭に置いて制作をすすめていくことになりました。

「ひかりのいろ」
ギャラリーでどんな「いろ」を観ていただけるでしょうか。
その「いろ」は観客であるみなさんに見つけていただければ嬉しいです。

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「ひかりのいろ」諏訪薫+河村尚江ー初日 [アート]

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スペースプリズムには年2回「Fashion Crossroad」というファッションに特化した企画展があります。
洋服、ジュエリー、バッグ、靴・・・、などあらゆるファッションアイテムを観ていただき、どう組み合わせて楽しむかの提案をさせていただいています。

そんな中でアートジュエリーの諏訪薫さんと美濃友禅の河村尚江さんは出会い、2人はそれぞれの作品に共感しリスペクトし合ったのです。当然のこと、それぞれの作品は引き立て合います。

それぞれの作品を念頭に置いて制作をし発表をしていただくことをプリズムはお二人にお願いしました。

搬入当日、しばらくお互いの作品を見合っていましたがすぐに展示の方向が決まり完璧を求めて多少の試行錯誤はありましたが緊張感のある空間ができあがりました。

クラフト作品ですから身につけていただきたく思います。
たっぷりお時間をとってお出かけいただければ幸いです。

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