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日本グラフィック展というコンペがありましたー谷口広樹「儘花」 [アート]

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1980年に入ろうとしていた時代に「日本グラフィック展」というコンペがありました。
グラフィックと付いているとおり平面作品を対象にしたコンペです。写真もイラストレーションも一緒くたのコンペ。その事自体なかなか画期的だったと思います。

主催はパルコ。
「日グラ=にちぐら」と呼ばれました。
時代はバブル期に突入しようとしていた頃です。
パルコが最も輝いていた頃。

「日グラ」がデザイン界を変えたと言ってもいいかもしれません。
アート思考のイラストレーションが席巻したのも「日グラ」のおかげかもしれません。
このコンペは1999年まで続きました。

谷口広樹さんはこの「日グラ」第4回の大賞受賞者です。
日比野克彦さんもこの前年大賞を受賞しています。
同窓であり1つ年下の日比野さんが先に受賞した事は谷口さんにとっても大きな出来事でした。

世の中は西欧に向いていました。
特にアメリカのカジュアルな文化は若者から絶大に支持を受けていました。

だからこそ谷口さんは元々好きだった東洋に目を向けたのです。
その方向は間違っていなかった。だからこそ大賞受賞だったのですから。

以来35年ほどの時間が過ぎていますが、今もぶれない谷口広樹の世界がある。

日本画の画材である顔彩で描かれた作品は日本の優しい色がある。

とはいえ当時20代だった若者が描いた絵には今とは違った若い力を感じます。
左の高北幸矢が持っている冊子は当時の図録。そして見えているページは受賞作品です。

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