So-net無料ブログ作成
2018年03月| 2018年04月 |- ブログトップ
前の10件 | -

Artist Choice加藤鉦次daysーSpiritual Heart [アート]

IMG_2882.jpeg

数日ごとに5人の作家に過去の作品を展示していただくシステムを「ArtistsChoice○○days」と名付けました。○○のところは作家名になります。

トップバッターは加藤鉦次さん。「Artist Choice加藤鉦次days」です。

加藤さんの作品は1月の個展から2点がチョイスされました。
この企画を受けていただいた日から彼はこの2点に手を入れたそうです。

個展のときはこれで完成と区切りをつけたはずなのに、観直してみると気になる箇所がいくつか出て来てどうしても手直ししたくなったのだとか。
あれからまだ4ヶ月しかたっていないのに画家の心はもうあの時と違う。作品を見れば今の自分を観ていただきたくなるのだろう。画家としての進歩。なんて瑞々しい。

あの個展を見逃してしまった人はもちろんのこと、観た人もあれから4ヶ月の変化を観に来てください。加藤鉦次さんは明日4月21日(土)午後2時から在廊、展示は4月22日(日)までです。

共通テーマ:アート

Spiritual Heartー初日 [アート]

IMG_1264.jpg

GWも間近です。所蔵作品をテーマに沿って再構成した展覧会もちょっと趣向をこらして、実験的な展覧会を開催しています。少し遊び心も入れて楽しい展覧会にしてみました。

「Spiritual Heart」展、プリズム所蔵の作品と5人の作家の過去作品の展覧会です。どれも何度でも観ていただきたい渾身の作品です。

5人の作家の「また観ていただきたい」作品は正面の壁に数日ずつ展示します。これがプリズムにとっての実験的な試みです。
スケジュールは下記の通りです。

4/19-22 加藤鉦次days
(21日在廊日)
4/25-27 板倉鉱司days
(25日夕方在廊日)
4/28-29 はまだのりこdays
(28日在廊日)
5/2-4 百瀬博days
(3日在廊日)
5/5-6 高北幸矢days
(5日在廊日)

それぞれの作家の今も作家の心を熱くする自選作と自信の所蔵作品を是非観に来てください。


共通テーマ:アート

花井正子展ー時間の虚(キョ)・・・ローマングラスから [アート]

IMG_2854.jpeg

「花井正子展ー時間の虚(キョ)・・・ローマングラスから」は本日最終日です。
数千年またはそれ以上の時間の流れの中で多くの人々の時間も流れていったけれど、喜びも哀しみもどれほどの違いなく、ある。それは虚なのだろうか。虚でもあり虚でもない。

次回は4月19日から「Spiritual Heart魂の明日」です。
所蔵品を中心に5人の作家が日替わりで素敵な展覧会を展開いたします。詳細はこのブログとfacebookにてお知らせいたします。

共通テーマ:アート

涙壷ー花井正子展 [アート]

IMG_2851.jpeg

涙壷とは、死者を哀しみ流した涙をためて霊を慰めたとされています。

哀しみは遠い昔に生きた人も今を生きる人も変わらない。
花井正子さんはそんな思いを込めてこの作品を描きました。

花井さんの個人的なことですが、ずっと心の整理がついていなかったことがこの絵を描いたことで解消されたと言います。そういうことも含めてこの作品は今回の個展の集大成となったのではないかと思います。

この涙壷もローマングラスです。
哀しみも希有な菌が付けば芳醇な甘くて美味しい時間になる。

共通テーマ:アート

貴腐ー花井正子展 [アート]

IMG_2848.jpeg

花井正子さんはモランディの絵が好きだと言います。
モランディは瓶をモチーフにした絵を描く画家として有名です。

モランディ展を観に行ってそこで手に入れた画集の中に彼のアトリエの写真があった。アトリエには当然モデルとした瓶があり、その中にローマングラスも含まれていたことを知って驚いたそうです。花井さんもずっとローマングラスに心奪われていたから。

時間を経て偶然そこにある、瓶。
何千年のときを経るという希有さ。

貴腐ワイン。
葡萄が実り熟してもそのまま収穫しないでいると干し葡萄になる。そこにある菌が付くと甘みが増します。それで作ったワインが貴腐ワイン。甘い甘いワイン。
「貴腐」特別な菌が付かないとできない。腐って毒になるのではなく、腐ってえも言われぬ芳醇な甘さになる。

ローマングラスって貴腐ワインのような甘さがあるのかもしれないな。

共通テーマ:アート

desperateー花井正子展 [アート]

IMG_2846.jpeg

花井正子さんの作品を観続けてきた人たちでもこの色は今まで観たことがないのではないでしょうか。前回の京都展で初めて出てきた色だから。

この色使いについて観客のみなさんからはいろいろな感想が聞けます。
見慣れないことで違和感を感じる人もいれば、新鮮さを感じる人もいる。

画家にとって色はとても大きな存在で、精神性のかなりな部分を色で表現しているともいえる。

では花井さんにとってこの色はどんな意味があるのだろうか。
昭和な色?ノスタルジー?甘やかな過去?

この色がこれから彼女の中でどんな風に熟成するのか楽しみなところである。





共通テーマ:アート

しじまー花井正子展 [アート]

IMG_2842.jpeg

この大地がこの形に出来上がったのはいつのことなのだろうか。
まだ人類も現れていない太古の昔からこの地はこの地のままだったのに違いない。

やがて人類が現れ、この地に棲み、少しくらい地面を削って平らにしてみたりしたかもしれない。
星や月の明かりだけでは足りなくて新しい光を生み出したりもした。

長い時間の中で、何が変わり何が変わらなかったのだろう。

時間でさえこの大地の中で溶けてなくなってしまうような気さえしてくる。

共通テーマ:アート

ローマングラスの時間ー花井正子展 [アート]

IMG_2838.jpeg

ローマ帝国の時代にその国の中で製造流通したガラス製品を「ローマングラス」と呼びます。2000年近く前のガラスです。興味のある方は調べてみてください。

2000年という時間はどんな時間なんだろうか。とてつもなくたくさんのことがあった。
それでも、その悠久の時間の中で今も変わらぬ人間の哀しみも喜びもあるのではないだろうかと花井正子さんは思う。突き詰めると変わってはいない人間の営みをこのガラスは見続けているのではないだろうか。

時代がかかった「ローマングラス」の肌を観ているとその哀しみや喜びを自らの絵に描き止めてみたい、と思う。

流れ行く時間と、変わらないもの・・・虚(キョ)

共通テーマ:アート

絵に込めた思いー花井正子展 [アート]

IMG_2835.jpeg

人物、風景、花、木、壷、瓶・・・。
花井正子さんが今まで描いて来たものは多岐にわたる。

今回の個展でもいろんなモチーフが溢れている。
風景も静物もあり、戸惑いを隠せない人もいるようです。

ただこの場に慣れてくると違和感無く見えてくる。
残念ながら、最後まで慣れることなく帰っていかれる方もいらっしゃるのですが・・・。

違和感無く受け入れられるのはなぜだろうか。

花井正子という人物はとってもまっすぐな人で、ある意味不器用な人。
愚直なほど思い詰めたことに突き進むタイプです。
だから何を描いていても底に流れるものまで変えることはないのです。変えられないと言ってもいいかもしれません。

大きなテーマが変わらないことが「違和感無く」ということになっているのだと思います。





共通テーマ:アート

林檎に込めた思いー花井正子展 [アート]

IMG_2833.jpeg

林檎の絵。花井正子さんが林檎を描き始めたのは随分前のこと。

林檎。
かわいい。
綺麗。
美味しそう。

観る側がその絵からのメッセージをどうを受け取るかは自由。
どの受け取り方にも誤りはない。
絵というのは作家が描き終えた時点から一人歩きをする。作家の思いを正確に受け取る必要はない。

ここから先は余談になる。

花井さんが林檎を描き始めた頃と今とではちょっと違うものがあると言う。
子供の頃自分にとって林檎がどんな存在だったのかふと思い出した時から、林檎は彼女にとって哀しくも温かい存在になった。が、できれば温かいだけの存在になってほしかった。そのためには、そうなるまで描くしかないのだった。

作家の極プライベートな描く理由に振り回される必要は、当たり前だけど、ない。



共通テーマ:アート
前の10件 | -
2018年03月|2018年04月 |- ブログトップ
メッセージを送る
にほんブログ村 美術ブログ 画廊・美術ギャラリーへ
にほんブログ村