So-net無料ブログ作成

中村友美イラストレーション展ー「手軽でたのしいふわかわパステル画」ができるまで [アート]

IMG_0842.jpeg

そもそも「手軽でたのしいふわかわパステル画」のような技法書はそうそうしょっちゅう出版されるものではありません。では何で中村友美さんが手がけるようになったのでしょうか。
中村さんにとってはかなり唐突な出来事だったようです。
出版元誠文堂新光社でこういう技法書を出版する計画が持ち上がり人選が始まり編集者が中村さんのホームページにいきあたったことが始まりだそうです。
ホームページはたくさんのイラストレーターがプレゼンテーションのために持っているかなりポピュラーなものです。そんな中で中村さんが最適ということで白羽の矢がたったというのは出版社にとっては精査に精査を重ねての必然だとしても中村さんにとってはかなり驚きの出来事だったと思います。

技法書なのだからパステルのどんな技法をできなければいけません。つまりパステルのオールラウンダーということ。そしてこれはプロに向けた本ではないのだから始めてパステルを手にしたがこの本を見ただけで描けなければいけません。だから自分が描きたいものを描きたいように描くのではなく、だれでも描ける、少なくとも描けるような気がするように描かなければいけません。これはなかなか難しいことです。

この仕事が決まってからいろいろな困難を解決しなければならなかった。
タイトルにある「ふわかわ」
それはパステルなんだから簡単なんじゃないかと思いがちですが、誰が見ても「ふわかわ」はなかなか大変。ましてや自分が今まで描いて来た世界観だけでは解決がつかない。どんな絵にしたらいいかのアイデア出しも容易ではなかったはず。

方針も決まると描いている現場の細かな写真撮りは膨大な時間がかかったといいます。時には徹夜になることもあった。フォトグラファーがずっといるという状況は精神的にもかなりきつかったようです。絵を描くという作業はデリケートなものです。誰かにずっと見られて描くという厳しさ。七転八倒して描いたとしても涼しい顔して「できました」と言うのがプロのイラストレーター。他者がいるのだから七転八倒は心の中だけに納めなければならないのだから。

全部絵が描けても編集や校正の厳しさがずっと続きました。
お話を貰って完成するまでになんと2年弱もかかったのです。
それでもいい本ができたのだから、展覧会もやろうということになったのです。

「手軽でたのしいふわかわパステル画」は全国の書店やアマゾンなどのネットショップでも買えますが、展覧会の会期中ギャラリースペースプリズムでも販売しています。ギャラリーでは中村友美さんのサインを入れさせていただいています。(税込み¥1728)


共通テーマ:アート
メッセージを送る
にほんブログ村 美術ブログ 画廊・美術ギャラリーへ
にほんブログ村